まつげエクステの施術の際「目がしみる」「目が痛い」とお客様に言われた経験はありますか?使用するグルーやテープの正しい貼り方、お客様の体調等様々な原因が考えられます。マツエクグルーがしみるのはなぜなのでしょうか?ここではしみる原因や痛みの原因と対処法を解説します。
グルー | 硬化速度 | 持続性 |
---|---|---|
人気No1スーパーエチルB | 約1秒~2秒 | ★★★★★★ |
人気No2スーパーエチルA | 約1秒~2秒 | ★★★★★ |
人気No3速乾オールマイティーグレード | 約2秒~4秒 | ★★★★☆ |
マツエクグルーがに目がしみる原因
まつげエクステで目がしみる際、ほとんどの場合、使用しているマツエクグルーと目の乾燥が原因です。まつげエクステの接着剤が固まると、ホルムアルデヒド(formaldehyde)と呼ばれる刺激物が発生します。これは、マツエクグルーが硬化する際に発生する揮発成分です。この成分が目のあたりで発生し目がチカチカしてきます。丁度、裸眼で玉ねぎを切っていて涙が出てきた時のような感覚です。まつげエクステの接着剤の種類によって違ってきますが、揮発が完了するまで24時間から48時間かかります。
痛みを感じやすい体質の人
まつげエクステの痛みの感じ方は人によって大きく異なります。アイリストが万全の対策を講じていても痛みが出ることがあります。痛みを訴えるお客様の中には、痛みに敏感な体質の方がいらっしゃいます。ここでは、痛みを感じやすい人をタイプ別に説明します。
ドライアイの人
目の中の涙の量が少なく目が乾燥していると、目の表面を守るための水分が不足している状態です。表面が守られていないため、マツエクグルーの揮発成分が触れやすくなり目が染みるようになります。ドライアイの症状に心当たりのある方は、日常生活の中でこまめにケアをし、施術前にはなるべく目薬をさしてください。ただし、マツエクグルーの主成分であるシアノアクリレート(Cyanoacrylates)は、水分と混ざることで白い物質ができ、白化現象を起こす場合があります。施術中は、目薬だけでなく涙もグルーには付着させないよう注意が必要です。ドライアイがどうしてもひどいお客様の場合は、予約時間をずらして目の健康を優先しながらマツエクをお楽しみいただくことも大切なことです。
ホルモンバランスが不安定な方
女性は、毎月の月経や妊娠・出産などにより、ホルモンバランスが不安定になりがちです。ホルモンバランスが乱れると、いつもよりイライラを感じやすくなりますし、感覚が敏感になるため目が染みやすい傾向になります。サロンによっては、妊娠中や授乳中のお客様のエクステに関してお休みをお願いする場合があります。妊娠・授乳中でなくても、女性の体内のホルモンバランスは日々変化しています。マツエクの施術前のカウンセリングで体調を確認し、適切なマツエクグルーを使用して下さい。
マツエク施術中からずっとしみるのはなぜ?
まつげエクステに欠かせないのがグルー(接着剤)です。目の周りに使うものなので、施術中に目が痛くなってしまうとグルーがしみていると感じたり、目に入ってしまったと感じる方もいらっしゃいます。目に異物感を感じる際でも接着剤そのものとは限らず、接着剤が硬化する際に発生する揮発成分であることが多いです。この主成分は、シアノアクリレートという有機化合物です。空気中や私達の肌にあるわずかな水分に反応して固まります。種類は大きく分けてエチル(Ethyl cyanoacrylate)とブチル(Butyl cyanoacrylate)の2種類があります。エチル系接着剤は揮発成分の放出量が多いことで知られています。この揮発成分は、目には見えない透明な気体です。これが目に入ると、しみたり赤くなったりといった症状が現れ、ひどい場合にはシックハウス症候群の症状が出ることが知られています。(シックハウス症候群の原因は、住宅の壁材床材に使用している工業用の接着剤が主な原因ですが、マツエクではマツエク用の接着剤を使用するため、シックハウス症候群が発生するのは稀です。)
オルロの刺激の少ないグルー
オルロで取り扱いのおすすめの低刺激グルーはこちらです。ブチル系接着剤はエチル系接着剤に比べて揮発成分の発生が少ないです。当店の顧客様からは、「サロンのお客様からしみないと好評を頂いています」といった喜びのお声を多数頂いている商品です。
» 【2023年最新】人気マツエクグルー3選がおすすめの理由
ブチルシアノアクリレートを主成分としたグルー
国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード速乾】
アレルギー反応が出にくく、低刺激のグルーです。
主な成分はブチルになります。
・硬化速度:5~7秒
・持続性:1.5~2ヶ月
・使用感:サラサラ
・内容量:5ml
・仕上がり:柔軟性がある
・レベル:中級者~上級者
目が痛い・目がしみる場合の対処法
アイリストのテープワーク
お客様から目がしみると言われた場合、テープワークを見直す必要があります。まつげエクステを施術する際には、眼球や目の粘膜、そして、まぶたや皮膚を保護するために、アイパッドシールや保護テープを使用します。テープワークには高い技術力が必要です。技術力が低いと、まぶたが上がりすぎて目が開いてしまうことがあります。目が開いていると、揮発成分が直接目に入り、目がしみることがあります。アンダーテープやアッパーテープを強く引っ張っていませんか。目が痛くならない様に施術するためにはアイリストのテープワーク技術の向上も重要です。ホルムアルデヒドが目に入るリスクを少しでも減らすために、テープ貼りに問題がないかチェックしてみることもご検討下さい。また、エアーコンプレッサーやエアポンプを使って、揮発した成分をこまめに吹き飛ばすことも大切です。毎回手間はかかりますが、結果的には目が染みるリスクを回避してお客様の満足度を高め、さらに美しい仕上がりとなるため、手間や工夫は惜しまないでください。
アレルギーの可能性
マツエクグルーが硬化する際に発生するホルムアルデヒドによる化学物質過敏症(シックハウス症候群)のほか、まつげエクステを施術するためのピンセットの金属(金属アレルギー)と、保護テープの粘着面が原因でアレルギーが発生するケースもあります。もともと何かにアレルギーを持っている方もいれば、花粉症のように突然アレルギーを発症する方もいます。アレルギーをお持ちのお客様でないか施術前にアイリストが必ず確認してください。
マツエクグルーがしみる時はどうすればいい?
対応策として、ホルムアルデヒドや刺激臭を低減する製品を使用することが一つの方法です。また、店舗・サロン内の換気やホルムアルデヒドの蓄積を防ぐことに対してのアイマスクの使用も効果的です。ホルムアルデヒドの発生は、まつげエクステの接着剤が硬化するときに必ず起こります。この問題を解決するためには、丁寧なカウンセリングとテープワーク技術の向上が必要です。
マツエクグルーがしみるのはなぜ?痛みの原因と対処法を解説【まとめ】
まつげエクステの接着剤がしみるのはなぜ?痛みの原因と対処法を解説を紹介しましたがいかがでしたか。マツエクグルーを使用する際に発生する揮発成分であるホルムアルデヒドが主な原因ですが、その他にもドライアイの方やホルモンバランスが不安定な方、アイリストのテープワーク技術レベル、アレルギーの可能性等、様々な要因により、目がしみたり、痛みが生じたりします。対策として、店内の徹底的な換気や、エアコンプレッサー、お客様の体調を把握する為の丁寧なカウンセリング、テープワークの技術を向上させていくことで、目の痛みや目がしみる状況を少しでも軽減できるはずです。この記事を参考にお客様にマツエクを楽しんで頂けるよう快適な施術環境と施術技術の向上を目指しましょう。
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