マツエクのアレルギーはグルーが原因?症状や対処方法を解説

マツエクのアレルギーはグルーが原因?症状や対処方法を解説マツエク ブログ

マツエク施術中にアレルギー症状が起きるのは少なくありません。特に初めてマツエク施術をする方やアレルギー反応のない方でも、「実際のアレルギー症状はどのようなものなのか?」「何が原因となっているのか?」「アレルギーが発症した場合、どう対処すれば良いのか?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

そこで今回は、アイリスト目線でマツエク施術によるアレルギー症状やその原因、アレルギー発症時の対処方法について詳しく解説します。

グルー硬化速度持続性
人気No1スーパーエチルB約1秒~2秒★★★★★★
人気No2国産オルログルー スーパーエチルA【超速乾&柔軟 5ml】スーパーエチルA約1秒~2秒★★★★★
人気No3国産マスターピースグルー【速乾オールマイティーグレード 5ml】速乾オールマイティーグレード約2秒~4秒★★★★☆

マツエクのアレルギー症状の種類

マツエクの施術によるアレルギー症状には、様々な種類があります。代表的な症状は以下のとおりです。

  • まぶたが赤くなる
  • 目が腫れる
  • まぶたに水ぶくれができる
  • 目の充血が治らない
  • 眼球や目の周囲が痒くなる・痛くなる
  • 目の中がゴロゴロする
  • 目元の皮膚がカサつく
  • 目やにが出る
  • くしゃみや鼻水が止まらなくなる など

不快感が続くと生活に支障が出るため、原因を理解した上で迅速に対処する必要があります。

 

» マツエクグルーがしみるのはなぜ?痛みの原因と対処法を解説

 

マツエクのアレルギー症状はどのくらいの期間ある?

マツエクのアレルギーは、施術中に発症する場合や、数時間後に痒みが出るなどさまざまです。くしゃみや鼻水といったアレルギー症状は、市販薬で治る方もいます。

しかし、目やまぶたの痒みに関しては長引くことがあり、違和感も含め、翌日・翌々日まで続く場合はすぐにマツエクをオフしましょう。

軽度の赤み・痒みなど、アレルギー症状の初期段階でオフすれば、症状が悪化することは少ないです。しかし、数日の差で

  • まぶたが腫れる
  • 目が炎症を起こす など

症状は悪化するので、施術後数時間で上記のような症状がある方は、すぐにマツエクをオフしましょう。症状が悪化すると完治するまで、時間がかかる場合があります。

マツエクの再開は、専門医の承諾が得られるまで控える必要があるため、数日で再開することは難しいです。

 

» 無刺激グルーの魅力と特徴を徹底解説!マツエクグルー革命?

 

マツエクのアレルギーで重症化するリスクはある?

マツエクのアレルギーは発症してもすぐに対応することで、重症化するリスクは低くなります。アレルギーによる刺激が続くことで、

  • 結膜炎
  • 角膜炎
  • 白内障 など

になる可能性もあります。いずれも、結膜や角膜に炎症がおき、まぶたを強くこすることで症状が悪化します。

グルーが直接的な原因にはなりませんが、対応を間違えると危険であるため、違和感がある場合はすぐにマツエクを中止して、目に負担がかからないようにしましょう。

 

マツエクのアレルギーはグルーが主な原因

マツエクで発生するアレルギーの主な原因は、グルー(接着剤)です。グルーの主な成分は「シアノアクリレート」に反応して発生するものが多いため、注意しましょう。

また、アレルギー反応は、何らかの物質に対して体の免疫機能が過剰に反応して起こるものです。

体質的に「その物質を受け入れられない場合」と「後から反応が起こる場合」つまり、それまで大丈夫だったのに突然起こる場合もあります。

 

揮発成分による刺激

揮発成分とは、グルーが硬化する際に発生する「ホルムアルデヒド」という成分です。このホルムアルデヒドを発生させる成分は、グルーの主成分である「シアノアクリレート」です。

その揮発成分が原因で目がしみたり、痛みが生じたり、くしゃみや鼻水が止まらなくなるケースが多いです。

 

揮発成分が液状になることで発症

施術後、グルーが完全に硬化する前に顔を濡らすことでもホルムアルデヒドが液状化することがあります。液状化したホルムアルデヒドが、まぶたなどの皮膚につくことで、まぶたが腫れたり、かゆみや痛みが起きる場合も考えられるでしょう。

 

カーボンアレルギー

グルーの成分である「シアノアクリレート」だけでなく、「カーボン」に反応するカーボンアレルギーの方も一定数います。カーボンは、透明なグルーに黒色を加え、マツエクに適量を付けやすくするための成分ですが、カーボンアレルギーの方にとっては問題が起こる可能性があります。

そのため、カーボンフリーグルーを用意しておくことで、安心して施術をすることができます。

 

» 透明のマツエクグルーを使うメリットは?使用する時の注意点

 

他にもあるアレルギーの原因

グルー以外にも、アレルギー反応が出る原因は以下のようにさまざまです。

 

保護テープ

マツエクの施術をする際には、下まつげを保護したり、まぶたを持ち上げるために「保護テープ」を使用します。敏感肌の方は、この保護テープの接着部分(粘着部分)で症状が起こる可能性があります。テープの粘着によって痒みなどが出た経験がある方は要注意です。

 

ツイーザー

金属であるツイーザーは、金属アレルギーがある方に注意する必要があります。直接まぶたにツイーザーが触れることがないよう注意しながら施術しましょう。それでも、ツイーザーによる金属アレルギーが心配な方は、チタン製のツイーザーも検討してみてください。

 

» ツイーザーとは?マツエクに必須!選び方や正しい使い方を解説

 

グルーの使用でアイリストもアレルギーになる?

グルーの揮発成分が日々蓄積されていくと、体内の許容量を超えてしまい、症状がなかったアイリストが、ある日突然アレルギーを発症することがあります。

毎日施術を行っているアイリストは、グルーに触れる頻度が多いため、日々の対策を行いましょう。アイリストとして長く活躍するためには、施術を行う前に自分自身の健康にも気を配ることが大切です。

 

フェイスガードやマスクを着用する

施術中にマスクやフェイスガードを着用するだけでも、体内に取り込むホルムアルデヒドの量を減らすことができます。お客様と近い距離で施術するため、衛生面においてもマスク・フェイスガードの着用はおすすめです。

 

頻繁に換気を行う

サロン内の換気など、ホルムアルデヒドが蓄積しないように配慮をする必要があります。施術中はマスクやフェイスガードを着用していても、サロン内にホルムアルデヒドが蓄積してしまうと問題です。

特に真夏や真冬は、窓を開けるなどの換気が疎かになるため、空気清浄機を設置して、適切な換気を行いましょう。

 

揮発成分が少ないグルーを使用する

ホルムアルデヒドを取り込まない対策も大切ですが、揮発成分が少ないグルーの使用も有効でしょう。揮発成分が少ないグルーは、低刺激・無刺激グルーとも言われ、アレルギー反応が出やすいお客様に使用できるグルーです。アイリストとお客様の健康を守るグルーとも言えるでしょう。

 

» マツエク向け低刺激グルーの持ちや速乾性は?種類と選び方を解説

 

マツエクのアレルギーはどうしたらいい?治ることはある?

マツエクの施術で発生するアレルギーは、残念ながら一度発症すると完全に治すことは困難です。当店(オルロ)のお問合せの中でも上位に入るご質問です。今まで多数のお悩みの声を聞いてサポートしてきましたが、完治は難しいです。

しかしながら、原因となる要素を取り除き、施術の前に万全の対策をとることで、症状を回避することは可能です。

 

アレルギーの発症のリスクを減らすには?

それでは、マツエク施術に関するアレルギーの発症リスクを減らすには、どのような方法があるのでしょうか。

 

カウンセリングを行う

まずは、きちんと施術前のカウンセリングを行いましょう。カウンセリングは、マツエクのデザインだけでなく、アイリストとお客様の双方が安心・安全にマツエクを施術するためにも重要です。

カウンセリングシートを使用して施術内容の説明だけでなく、アレルギーの有無や体質、その日の体調を確認してください。

 

パッチテストを行う

パッチテストを実施することも重要です。主に以下のような方は、パッチテストをおすすめします。

  • なんらかのアレルギーがある方
  • 薬剤や化粧品でアレルギー症状がでた方
  • はじめてマツエクをする方
  • マツエクサロンを変えてはじめて来店する方
  • 数年ぶりにマツエクをする方
  • ブライダルなど特別な日のためにマツエクをする方

パッチテストには、簡易型と装着型の2つの方法があります。

簡易型装着型
方法グルーと同じ成分の液体を皮膚の柔らかい部分に塗布し、皮膚の状態を確認する方法実際にマツエクを両目で10〜20本装着して、目やまぶたの状態を確認する方法
施術時間5〜10分20〜30分
確認時間24〜48時間以上2.3日〜1週間以上

パッチテストで症状が出ていなければ、実際に通常の施術を行いましょう。

 

グルーを変える

また、使用するグルーを変えるのも、アレルギーを発症させないために有効な手段です。「エチルシアノアクリレート」を主成分としたグルーは、マツエクに欠かせない持続力と速乾性に優れていますが、揮発成分の量が多く刺激が強いため、アレルギーが発症しやすいグルーと言えます。

そのため、「エチルシアノアクリレート」を主成分としたグルーはを使用している場合は、刺激の少ない「ブチルシアノアクリレート」や「エトキシエチルシアノアクリレート」を使用したグルーに変えてみるのもおすすめです。

エチル系ブチル系エトキシエチル
刺激強い弱い非常に弱い
速乾性約2〜4秒約4〜7秒約8〜10秒
持続性★★★★★☆★☆☆

 

オルロで取り扱いのあるブチル系のグルー

まつげエクステ商材を開発・販売するorlo(オルロ)」のグルーは、製造も原材料もすべて「国産」にこだわっています。

グルーは全てラテックス不使用・メチルシアノアクリレート不使用のため、安心してお使いください。そんなオルロで取り扱っているブチル系のグルーは以下のとおりです。

 

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード】 2ml・5ml 速乾

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード 5ml 速乾】

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード 5ml 速乾】

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード 2ml 速乾】

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード 2ml 速乾】

どちらも1.5〜2ヶ月と申し分のない持続性を持ち、硬化速度も5〜7秒と低刺激でありながら、スピード感のある現場にも対応します。

2mlと5mlをご用意しているため、使用頻度や予算に合わせて購入していただけます。

製造国仕上がり
日本ブラック柔軟性がある
容量刺激持続性
2ml or 5ml★★☆☆☆★★★★☆
硬化速度粘度レベル
約5〜7秒★★☆☆☆中級者〜上級者

 

【ノンカーボン】メディカルハイグレード 2ml 超速乾

国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード 2ml 超速乾 ノンカーボン】

続いてのブチル系グルーは、カーボンアレルギーの方にも対応している「国産マスターピースグルー【メディカルハイグレード2ml 超速乾 ノンカーボン】」です。

ノンカーボングルーは、不純物が減るため、品質の安定性がアップするといったメリットもあります。持続性は1.5〜2ヶ月であり、硬化速度も4〜6秒と速いのが魅力のグルー。硬化速度が早く、グルーの色が薄紫色であるため、上級者レベルの施術者におすすめです。

製造国仕上がり
日本薄紫柔軟性がある
容量刺激持続性
2ml★★☆☆☆★★★★☆
硬化速度粘度レベル
約4〜6秒★★☆☆☆上級者

今回ご紹介したオルロの「国産マスターピースグルーシリーズ」は、「30日間返金保証制度」が適応されるほどの自信作。

さらに、この記事を読んでくれた方限定で20%OFFのクーポン(クーポン番号:blog20)もおつけいたします。ぜひ、この機会にお試しください。

 

マツエクによるアレルギー反応が出た際の対処方法

気を付けていても、マツエクによるアレルギー反応が出てしまうこともあるでしょう。そこでここでは、アレルギー反応が出た際の対処方法を紹介します。

 

眼科を受診する

マツエクによるアレルギー反応が出た際は、自己判断せずに眼科を受診しましょう。アレルギーの炎症を「そのうち治るだろう」と放置してしまうと、皮膚や目を傷つけてしまう場合があります。

また、専門家のもとアレルギーに対応した処方薬を使うことで、症状が素早く収まり、慢性化を防ぎます。

 

市販薬を使用する

マツエクのアレルギー反応には、くしゃみや鼻水といった花粉症のような症状もあります。そんなときは、鼻水、鼻づまりに効果のある市販薬を使用するのも有効的です。

ただし、市販薬を飲んでもまぶたの痒みがひかない場合は、アレルギー反応ではなく「刺激性接触皮膚炎」いわゆる「かぶれ」の場合も考えられます。

免疫力が低下している時に発症しやすく、アレルギー性皮膚炎と似たような症状であるため、判断が付きにくいのが特徴です。薬を飲んでも効かない場合は、できるだけ早く眼科を受診してください。

 

グルーでアレルギーを起こさない方法とは?

ここまで、マツエクのグルーによるアレルギーについて紹介しましたが、アレルギーを起こさない方法は存在するのでしょうか。

完全に防ぐことは出来ないかも知れませんが、以下のような方法を取り入れることで、ある程度であれば抑えることが可能です。いずれの対策も、丁寧なカウンセリングと施術が最も重要なポイントということを理解しておきましょう。

 

» アレルギー用マツエクグルーの選び方とおすすめ商品3選

 

施術後7時間は顔を濡らさない

まず、施術後7時間程度は顔を濡らさないようにして、グルーが完全に硬化するのを待ちましょう。

グルーが完全に硬化する前に、顔を濡らすことでホルムアルデヒドが液化して、皮膚に付いてしまいます。ホルムアルデヒドの液化を防ぐことで、まぶたのかぶれなどのアレルギー反応は起きにくくなります。

 

プライマーを施す

マツエクを付ける前の事前処理を行い、マツエク専用のプライマーを塗布することで、グルーの硬化を促進させることができます。

グルーの硬化が早くなることで、ホルムアルデヒドが液化して皮膚に付くリスクが下がるでしょう。

 

コーティング剤を塗る

マツエク施術後に、コーティング剤を塗るのも有効な手段です。

まつげエクステ専用のコーティング剤を塗布することで、グルーがむき出しの状態ではなくなり、ホルムアルデヒドの揮発を抑えることができます。

また、コーティング剤の膜によって、水に濡れてもホルムアルデヒドが液化する状況を防ぐことができます。

 

マツエクを楽しめるサロン選びのポイント

最後に、マツエクを楽しみたいお客様向けにサロン選びのポイントをいくつかご紹介します。

 

口コミ・レビューが高評価

まずは、口コミやレビューが高評価なお店を選びましょう。実際にサロンに来店した方の感想は何よりも信憑性があります。

デザインに関する口コミもですが、「アレルギーがあっても大丈夫だった」「施術中も施術後もしみない」など、刺激に関する口コミをチェックしておきましょう。

 

サロンの運営歴が長い

サロンの運営歴が長いお店も選択肢に入れておくと良いでしょう。運営歴が長いということは、一定数のお客さんが長く利用しているということです。

超人気店でなくとも、細く長く経営しているサロンは技術などの信頼も高いです。また、長年のサロン運営のノウハウがあるので、技術レベルの高さや、アレルギーや白化現象などのトラブルの際の対応力も高く、安心感があります。

 

» 【2023年最新】マツエクグルー人気3選がおすすめの理由

 

カウンセリング・施術が丁寧

カウンセリングや施術に時間をしっかりと使ってくれるサロンを選びましょう。

スピード重視で安いお店もありますが、アレルギーが心配な方や初心者の方には、丁寧なカウンセリングや施術にきちんと時間をかけ、丁寧な対応をしてくれるお店がおすすめです。

また、知人や友人が通っている評判が良いサロンを紹介してもらうのもひとつの方法です。

 

マツエクのアレルギーはグルーが原因?症状や対処方法を解説【まとめ】

今回は、マツエクの施術によるアレルギー症状や対処方法などを解説してきました。

マツエクのアレルギーは、主にグルーの主成分「シアノアクリレート」によるものですが、黒色をつける成分のカーボンや目元につける保護テープ、マツエクを付けるツイーザーによるアレルギーも存在します。

症状は痒みや痛み、くしゃみや鼻水などさまざまです。目やまぶたの痒みや痛みは、初期症状時にマツエクをオフすることで悪化や慢性化が抑えられるでしょう。

しかし、放置しておくと長引く恐れがあるため、違和感があったらすぐに対処する必要があります。現在では、ブチル系と呼ばれる低刺激グルーもあるため、アレルギーが不安なお客様には取り入れてみてください。また、アイリストのアレルギー対策としても、揮発性成分が少ない低刺激グルーはおすすめです。

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