マツエク施術後に「数時間は水に濡らさないように」と注意されます。なぜかというと、グルーが乾くまでにはある程度の時間が必要で、その間に水に濡れると悪影響があるからです。完全に硬化するまでの過ごし方で、今後のもちに大きく差がでます。そこでこの記事では、マツエクグルーが乾く時間や当日の過ごし方の注意点などを紹介します。
マツエクグルーが完全に乾くまでに24時間かかるのはなぜ?
お風呂や洗顔などがあるのでなかなか難しいですが、マツエク施術後24時間は極力水に濡らさないのが理想です。グルーでマツエクを接着すると2〜6秒ほどで硬化し、自まつげとマツエクがくっつきます。一見あっという間に乾いて固まったように感じられますが、実際はまだグルーに水分が残った不安定な状態です。配合されている成分や製品によって多少異なりますが、表面がしっかりと乾くためには約5時間必要。施術後アイリストに「最低でも5時間は水に濡らさないように」といわれるのはそのためです。そして、内部まで完全に硬化するには、さらに19時間ほどかかります。だから24時間なのです。
マツエクグルーが乾くまでに水に濡れるとどうなる?
水に濡れると具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
もちが悪くなる
マツエクは水に濡れても取れないというのが大きなメリットです。確かに、マツエクグルーは乾くとプールに入ったり汗をかいたりしても簡単には取れません。しかし、完全に乾いていない状態で水につけるとグルーの成分が変化したり、硬化しにくくなったりすることが考えられます。また、グルーがゆるみせっかく正しくついていたマツエクが歪んでしまう可能性も。毛の流れが整っていないと、周りのマツエクと絡み抜け落ちやすくなります。マツエクを長持ちさせるためには、日々のケアはもちろんですが、完全に固まるまでの過ごし方がとても影響するのです。
白化現象を起こす
白化現象とはマツエクの主成分であるシアノアクリレートが水分と反応し、白くなることをいいます。一度白化現象を起こしたグルーは、水分が無くなっても黒く戻りません。そのため、サロンでオフして付け直す必要があります。どうしてもリペアの時間が取れない場合や、ごく一部であれば、マツエク専用のマスカラを塗って白さをカバーするといいでしょう。
» 根元が白い?グルーによる白化現象の原因と対策【マツエク】
マツエクをつけた日のお風呂は最短5時間後
24時間は水に濡らさないのが理想ですが、施術当日にお風呂に入らずに寝るのは衛生的によくありませんよね。そのため、基本的に最短でも5時間経過すればお風呂に入ることができます。ただ、短時間で済ませることと、シャワーを直接顔に当てないことがポイントです。グルーが完全に乾くまでは、マツエク専用のクレンジングであっても使用しないのがベスト。マツエクを夕方〜夜に付けて、お風呂に入るまでにあまり時間がない場合は、メイクをオフして施術を受けるのもひとつの方法です。
マツエクグルーが乾くまでの時間に注意すること
マツエクを美しく長く保つためには、完全に乾くまで水に濡らさないことが特に大切です。それ以外にも、注意したいことを紹介します。
触らない
グルーが完全に乾いていないうちは摩擦に弱く、優しく触ったつもりでもポロッと取れてしまうことがあります。施術直後のふさふさのまつげに、ついつい触ってみたくなる気持ちはよく分かります。しかし、意外と指先には、皮脂や汚れがついているものです。ただでさえグルーは油との相性が悪いので、指で触ってグルーを劣化させないように気をつけましょう。
汗や涙に注意
湿度が高く汗をかきやすい夏場は白化現象が起こりやすくなるといわれています。なかなか汗をコントロールするのは難しいですが、グルーが完全に乾くまでは運動は控え、涼しい場所で過ごしましょう。また涙にも要注意です。なかには、グルーが硬化する時に発生するホルムアルデヒドの刺激で、涙が出る方がいます。目がしみる場合は、手持ちの扇風機やドライヤーを当てて、顔まわりにホルムアルデヒドが滞留しないような工夫をすると少しは改善するでしょう。出来れば、目薬の使用もグルーが完全に乾くまでは控えるのがベターです。どうしても必要な場合は、グルーにつかないように点眼し、余分な液はすぐに拭き取りましょう。
» マツエクグルーがしみるのはなぜ?痛みの原因と対処法を解説
仰向けで寝る
当日だけに限ったことではないですが、エクステをつけている時は、仰向けで寝るようにしましょう。特に完全に硬化するまでは、摩擦でポロッと取れたり変な方向にクセがついたりしやすいので特に注意が必要です。うつ伏せで寝るクセがある方は、仰向けで寝ることに違和感があり眠りにくいかもしれません。エクステを美しく保つために、意識して徐々に慣らしていってくださいね。
マツエクグルーを早く乾かす方法
できるだけ早く乾かしたい場合は、ドライヤーで送風するという方法があります。ある程度グルーが固まってからドライヤーを当てても、劇的な変化はありません。ただ、濡れた状態が続くとグルーが劣化したりエクステのカールが取れやすくなったりするので、毎日のお風呂上がりや洗顔後などはなるべく早く水分を乾かすのがおすすめです。
ドライヤーを使う時は以下のポイントを抑えておきましょう。
- 冷風で送風する
- 微風に設定する
- 斜め下から風を当てる
- 30cm以上離す
エクステは熱に弱いので、温風を当てると劣化してカールが取れたりツヤが悪くなったりすることがあります。またデリケートな目元を火傷から守るためにも、冷風にしましょう。風が強すぎると、グルーに負担がかかり取れてしまうことも。必ず微風に設定し、30cmほど離した場所から1分ほど風を当てて優しく乾かします。斜め下から当てることで、カールを整えることができますよ。ドライヤーを使うと目元が乾燥するため、保湿ケアもしっかりしたいところです。マツエク専用の美容液を使って、まつ育にも力をいれてみてはいかがでしょうか。
マツエクグルーが完全に乾くまでに24時間かかるのはなぜ?【まとめ】
マツエクグルーは、表面が乾くまでに5時間程度、完全に乾くまでに24時間程度かかります。(これをグルーの完全硬化と言います)その間に水分に触れると、もちが悪くなったり白化現象が起こったりして、せっかくのマツエクが台無しになってしまいます。お風呂は、最低でも5時間以上たってから入るようにしましょう。また当日は、グルーに負担をかけないようにできるだけ触らない、仰向けで寝る、汗をかくような運動をしない、などに注意します。完全に乾いてからでも、水に濡れた状態が長時間続くとグルーが劣化しやすくなるため、お風呂上がりや洗顔後はドライヤーで乾かすのがおすすめです。サロンによって使用しているグルーが違うため、完全硬化までの時間が異なります。サロンで施術後の注意点や硬化時間をしっかりと確認するようにしてくださいね。
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