マツエクグルーのエチル系とブチル系の違いをシーン別に解説

エチル系ブチル系マツエク ブログ

マツエクグルーは、大きく分けてエチル系とブチル系の2種類があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、特性を知り正しく使い分けることが大切です。この記事では、違いや向いているシーンなどを紹介します。「どちらのタイプを選んだらいいか迷っている」という方は参考にしてくださいね。

 

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エチル系のマツエクグルーが向いているシーン

エチル系グルーは、ボリュームラッシュや強いカールのエクステを装着するのに向いています。少量でも接着力が強く、形状を維持したまま装着できる、接着面が少なくてもしっかりと固定できるという利点があるからです。ボリュームラッシュは、グルーを多く塗ると硬化するまでに時間がかかりファンが閉じてしまったり、隣のエクステを巻き込んでしまったりします。そのため、少量を塗布しスライドさせずに装着するのがポイントです。

 

DカールやSCカールは接着面積が取りづらく、持ちが悪いといわれています。ブチル系は接着力の弱さを接着面積を広く取ることで補うため、自まつげとカールの差が大きいデザインはあまり相性がよくありません。ボリュームラッシュやカールが強いエクステは、エチル系グルーを使用するのがベターです。

 

ブチル系のマツエクグルーが向いているシーン

ブチル系グルーは、ホルムアルデヒドにアレルギーがある方の施術に向いています。下記でも記載しますが、ホルムアルデヒドの放散量が少ないためアレルギーを起こしにくいからです。ただし、放散量がゼロというわけではないので、パッチテストは行うようにしましょう。ドライアイの方や生理中の方は特に刺激を感じやすいので、体調が良い時に施術を受けるようにアドバイスするといいですね。

 

当然ですが、使用量が多くなれば硬化までに時間がかかり、ホルムアルデヒドの影響を受けやすくなります。アイリストは、量を適切に調節しましょう。過去にトラブルがあった方は、施術を受けることに慎重になっています。アレルギーがある方が安心して施術ができるように、国産のものや成分表示が明確にされているブチル系を使用するのがベターです。

 

エチル系グルーとブチル系グルーの違い

マツエクグルーは、主成分によって「エチル系グルー」と「ブチル系グルー」に分けられます。詳しくその違いや特徴をみていきましょう。

 

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主成分

エチル系グルーとブチル系グルーの最も大きな違いは主成分にあります。グルーの主成分は、シアノアクリレートという接着剤です。シアノアクリレートは、大きく4種類に分けられ、マツエクでは「エチルシアノアクリレート」と「ブチルシアノアクリレート」が使用されています。名前の通り、主成分がエチルシアノアクリレートの場合は「エチル系グルー」、ブチルシアノアクリレートの場合は「ブチル系グルー」と呼ばれているのです。

 

この2つの種類では、刺激性や硬化速度、持続力、仕上がりの柔軟性などがやや変わってきます。施術を受ける方の体質や希望のデザイン、アイリストの使用感の好みなどによって使い分けることが大切です。マツエク用のグルーは、主成分の違いによって大きく2種類に分けられることが分かりました。それぞれの特徴を詳しく知れば、満足度の高い施術を提供できるでしょう。

 

刺激

エチル系グルーの方がブチル系より刺激が強いです。具体的に刺激性は、ホルムアルデヒドの放散量の多さで変わります。ホルムアルデヒドは、シアノアクリレートが硬化する時に発生する化学成分です。ツンとした刺激臭があり、目や鼻の粘膜などに触れるとアレルギー症状を引き起こすことがあります。

 

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 エチル系グルーは、このホルムアルデヒドの放散量が多い種類です。そのため、肌が弱い方や体調が優れない時にこのタイプを使うと、目のかゆみや痛みなどを感じやすくなります。一方、ブチル系グルーは、ホルムアルデヒドの放散量が少ないため、刺激が弱い種類です。過去にグルーアレルギーを発症したことがある方でも、ブチル系なら装着できることがあります。

 

エチル系とブチル系では、エチル系の方が刺激が強いです。サロンのコンセプトやお客様の体質によって柔軟に使い分けましょう。

 

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硬化速度

硬化速度が速いのはエチル系グルーです。エチル系グルーは、粘度が低くサラッとしたテクスチャーのため乾きやすいのです。製品によって異なりますが、速乾タイプのものなら1〜2秒でエクステを固定できます。硬化スピードが速い分、アイリストは作業スピードが求められ、やや上級者向けともいえます。慣れないうちは、速乾タイプではないものを使うといいでしょう。

 

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ブチル系の硬化スピードはややゆっくりで、商品にもよりますが、5〜7秒が目安です。1本1本の装着に時間がかかるため、余裕を持って施術時間を伝えるといいでしょう。硬化速度は、エチル系の方がスピーディーです。忙しいお客様にとっても回転率を上げたいサロンにとっても、これは大きな利点といえますね。

 

強度

強度はエチル系グルーの方が高いといわれています。カチッと硬く固まる性質があり、少ない接着面積でも強く固定されるのです。使用量が少なくすむので、自まつげとの境界線がナチュラルに馴染む、カラーエクステでもグルーが目立たないなどのメリットもあります。

 

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ブチル系は、接着面積を多く取ることで強度を上げることができます。硬化してもやや柔軟性があるため、直接衝撃が加わった時に、ポキっと折れる心配が少ないのはメリットのひとつ。柔らかいので目元の違和感が少なく、カチッと固まる仕上がりに不快感がある方にもおすすめです。

 

一般的に接着強度はエチル系が勝ります。少量でも強力に接着できるので、スピーディーに装着できるでしょう。

 

持続性

一般的にエチル系の方が持続性が高いといわれていますが、アイリストのスキルやアフターケアによって持ちは大きく変わります。アイリストは、最適な量を見極めることが大切です。また、装着当日の過ごし方や日々のケアをカウンセリング時にしっかりレクチャーする必要があります。

 

例えば、グルーの量が少なすぎれば当然取れやすく、毛の流れがバラつきやすいです。逆に多すぎると違和感があり、目元をこすって自まつげごと抜け落ちてしまうことが考えられます。施術当日は、完全に硬化するまでなるべく水に触れさせない、コーティング剤入りの美容液でケアするなど、セルフケアの方法を伝えましょう。

 

基本的には、エチル系の方が持続性があるといわれています。しかし、グルーを適量使えているか、日々のケアを丁寧にするかどうかで持続性は大きく異なるのです。

 

マツエクグルーの正しい保管方法

グルーは、未開封でも開封後でも5〜10℃の冷蔵庫で保管するのが基本です。最適な温度に保つことで鮮度を保ち、硬化速度や強度を維持できます。グルーには使用期限があり、開封後はもちろん未開封でも劣化が進みます。ストックは必要以上に確保せず、使用期限内に余裕を持って使い切れる量を購入しましょう。

 

保管する際は、専用のアルミパックにシリカゲル(乾燥剤)を一緒に入れ、蓋をしっかり閉じてから冷蔵庫に入れます。食品用の冷蔵庫は5度以下に設定されていることが多いため、コスメ専用の冷蔵庫を使うのがおすすめです。湿度や温度変化に弱いグルーの品質を保つために、5〜10℃の冷蔵庫で保管することはとても重要です。製品によって細かい保管方法は異なるため、取扱説明書などを確認し適切に扱ってください。

 

マツエクグルーのエチル系とブチル系の違いをシーン別に解説【まとめ】

エチル系グルーとブチル系グルーは主成分の違いによって区別されます。一般的に前者は、硬化スピードが速く接着力や持続力が高いです。しかし、ホルムアルデヒドの放散量が多く、刺激が強いのがデメリット。後者は、硬化スピードが遅く接着力が劣るものの、ホルムアルデヒドの放散量が少なく、アレルギーがある方でも使いやすいです。また、仕上がりに柔軟性があり、違和感が少ないことや直接的な衝撃には強いため、一概に持続力が低いともいえません。

 

グルーのパフォーマンスを維持するためには、コスメ用の冷蔵庫で保管するのがベストです。メリットとデメリットを知り臨機応変に使い分けることや、正しく保管して品質を保つことで、お客様の満足度を向上させましょう。

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